きのう、お琴の演奏を聞いた。



と書こうとして、携帯の予測変換で、選択を迫られた。

「お箏」か「お琴」か。

…わからない。

お箏って、なんだろう?




調べたところ、

この2つは、かなり似て非なるものであることがわかった。

楽器のパーツが違って、演奏法も違う。
それはもう違う楽器では?
違う楽器なのに、名前がこんなに似ているとは、なんと親切な。

音楽ってたいがい、表記にめんどくさいほどのこだわりを持ってしまうものですが、
なんと大らかな。



Twitterにて、
自己紹介の大切さ、
まず名乗る大切さ、
名前フェチの話をしていて。

「あなたの名前を覚える気はないです」というあまりにも露骨な態度は失礼だなぁーという、
よく考えたら当たり前のことをつぶやいてしまったんですけど。
しかし、大人の社会にも、そんな場面が意外とあふれている。
なんとなく見ていて悲しくなることも最近、立て続けにあったんですけど。

ところがどっこい、これは「琴でも箏でも区別しなくていいから、ざっくり認識してよ」
という大らかさが、なんとも。
やさしく、かわいく、謙虚ではありませんか。

でもきちんと表記を分けるあたり、実はこだわりがあると察します。
がぜん、区別してあげたくなりますね。


あ、Twitterはじめてました。@muzikamizuki





で、お琴ではなくお箏でなかったら、申し訳ないんですけど。
(非常に試されているような緊張感がある)


昨日は、粋なものを見ました。
「感謝の気持ち」として音楽やダンスが使われ、
「感謝の気持ちを込めて」お琴を演奏してもらったのです。




曲は、荒城の月。


老若男女だれしもが分かる曲であり、キャッチーな。
すばらしい選曲です!




お琴の演奏でこの曲、生で見るのは初めてでした。


意外や意外、なんともエキサイティング!
ちゃんと見せ場がたくさんあり、いろんなテクニックが盛り込まれ。

飽きないサイズ感。
シリアスでムーンライトな曲調。

意外とリズム強め、グルーヴィー。
弦の震え感をたっぷり味わいながら、気持ちよく揺蕩うかんじでした。


そしてそして、なんだか、かわいい!
コロコロしてて、ころがる感じ。
演奏する様はおしとやかなのに、音に華がある。
一定のリズムを繰り返すかのように見えて、あれやこれやとサービス精神にあふれ楽しませる姐さんっぷりは意外とセクシーで、
女性らしい音でした。

やはり弦の揺れる、しびれる、余韻が、たまらん…。(おっさんか)

名残惜しむような弦の余韻は、なーんか悲しくさみしくなって、泣いちゃうような感じでした。
心臓やら涙腺やら、満月やら体内の水やら、振動につられてひっぱられるものがあるのでしょう。








で、それを聴かせていただいた夜。

iPodで何を流そうかなーと思ったとき、聴きたいなと思ったものが、




アリエッテイのテーマ。




ハープが印象的な曲ですねぇ。


日本のお琴、
西洋のハープ。




あぁ、洋風な味つけばっかり食べている、現代っ子よ。

ハンバーグにスパゲッティな自分の舌が、ちょっと悲しい。


お琴の感想も、気づいたらぜんぶ横文字脳になっていました。


何が「リズム」だ!
日本語で言ってみなさいよ(>△<)自分!

実はお琴を聞いた直後に頭を占めた感想、90%が「リズム」でした。
和の心が足りない。
「鼓動」ぐらい、言ったらどうだ!

本当に、わたしに琴の音色が、理解できていたのか?

追求する必要がありそうです。




脳は何気なく、見たもの、聞いたものに、影響されていく。

なるべく耳心地のいいものを聞いていたいなーと、改めて思ったのでした。




そういえば和の心で思い出しましたが、

時代劇でよく京の女性がいう「かぁいらしい」って発音、かわいらしなぁ~。
(※かわいいのこと)

わたしは東京育ちなのでやはり「かわいらしい」になってしまうのですが、

Wを抜いて「かァいらしい」「かいらしい」になるのがポイントです。

「お侍さん、かいらしい顔してはる」なんて芸者さんに言われたら、
はぁー、かわいいですねぇ…。

昔も今も、かわいいと言ってる女の子自身がかわいいっていう、アレです。

女の子が表現したい衝動、「かわいい!!」感が、見事に音に表現されてる。
最近すごいなぁーと思った音でした。